免疫力を高める方法

マクロファージは異物に最初に応答するもので、免疫システムの一部をなしているといいます。

マクロファージは入ってきた異物を補食し、バラバラにしてその特徴をヘルパーＴ細胞に伝達し、そこから他の免疫系を活性化させるものだといいます。

そしてそのマクロファージの動きを盛んにする機能を持つものが、βグルカンだというのです。

免疫情報を伝達する働きや異物を取り込む力は、マクロファージが活性化するほどに盛んになるといいます。

そして、ナチュラルキラー細胞のガンへの攻撃力を高める働きがあるというのです。

注射によって、肝臓や脾臓にまでβグルカンは届くといいます。

血管によって各臓器に行ったβグルカンは、その後,数ヶ月はそこにあるといいます。

そしてβグルカンを分解できるような酵素は人体には存在しないといいます。

しかし,βグルカンはゆるやかに分解されるまで、ずっと効果を発揮し続けるともいいます。

異物への抵抗や攻撃する免疫系統を担っている器官は肝臓や脾臓で、免疫系の物質はここに多くあるというのです。

脾臓や肝臓に分解されないまま残っているβグルカンは、より強い免疫力があると考えられているのです。

体全体の免疫力をアップさせるものとしてβグルカンが期待されているのです。

免疫力が上がるため、βグルカンは抗ガン作用も期待されているといいます。

ある実験によると、キノコ由来のβグルカンを与えたマウスが肺炎球菌への感染防御効果を示すなどの結果も報告されていると聞きます。

普段から免疫力を維持する食品を積極的に摂取するように習慣付けることは、自身を守る唯一の免疫力を高める方法といえるのではないでしょうか。